2008-01-01から1年間の記事一覧

思い込みと地球教の環境活動

環境の仕事に携わっていると、時々アクティベストと勘違いされる。はっきり言って、「シー・シェパード」の様な組織は好きではない。今朝読んだこの記事は共感できる部分が多かった。だけど、ちょっと一言。 【土・日曜日に書く】山本秀也 環境テロに大義名…

忘れたくない「交換日記」の内容:マルブさんありがとう

今朝、Gmailに古い大学のメールをその時のタイム・スタンプのまま取り込む方法がわかり、昔の大学のメールをいじっていたら、何とも懐かしかった。メールは現代の「文通」であり「交換日記」だ。古いメールを読むと、あんな時にあんなことを考えて、頼み、行…

「weADAPT」のネーミング

保険つながりで(って、ぼくはのやっているのはマイクロ・インシュランスですが)、時々読んでいる「生命保険 立ち上げ日誌」のインターネット生命保険ががとうとう立ち上がった様です。読んでいると「できる人は着眼点が違うな〜」といつも感心してしまう。こ…

「答えがある問題」を探す嗅覚: 「ゆとり教育」と「博士の余剰」

今朝、ここら辺のブログを読んで思うことが一つ、二つある。 [ゴーログ] 学校教育:答えは一つではない http://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_823c.html ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘 http://sunact.jugem.cc/?eid=773 何年…

ネパールのインターネットが動かない。

UN関連のACCCAプロジェクトでネパールのマイクロ・インシュランス・チームのサポートしている。最近メールが通じないと思ったら、共和制に移行するための選挙でインターネットが使えなくなっていたそうだ。http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/wor…

ワークショップがあったオクスフォードのベリオル・カレッジ。

週末の大雪に負けなかった桜がきれいでした。

国連と世界銀行のワークショップでプレゼンをする

数週間前に一緒に博士課程をしたマリーから連絡があって、「気候変動・温暖化対応策と発展途上国」のタイトルでプレゼンをしてくれと僕に頼んだ。忙しく棚上げにしていたら、その数週間がタイムマシーンに乗ってあっという間にやってきた。プレゼンをするワー…

昨日はオックスフォードは大雪でした。

関係ないですが、イギリスは昨日は四月の大雪。正しく「雨は夜更け過ぎに〜雪へと変わるだろ〜」だったみたいです。またもや、ヒースロー空港は異常気象で100便以上が欠航したそうです。

2007年年次報告書への露出

オフィスにSEIの2007年の年次報告書が届いていた*1。パラパラッとめくってみると。5ページ目に、鮮やかな黄緑色のサンダルをはいた男が写っていた。 ありゃー! 僕のこんな写真が年次報告書につかわてしまっている。 顔の写りは悪くも、サンダルが動かぬ…

「新疆ウイグル自治区各地でデモ相次ぐ」で思い出したこと。

昨年、ブログを諸事情で更新していないときに、内モンゴル自治区で環境の意識調査を行った事を思い出したニュース。 「新疆ウイグル自治区各地でデモ相次ぐ」http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/135461/ 中国のウイグル族居住地域である新疆ウイグ…

ボス、ノーベル平和賞おめでとう!

ボスのトムがIPCCの著者の一人として、ノーベル平和賞の片鱗をいただいた。 本当におめでとう。これも「偉い人と働いている事」を普段忘れている例ですね。

チャンスを運んだ「オフィスの青い鳥」

童話に「青い鳥*1」って話があるが今日そんな経験をした。「何か面白いプロジェクトのチャンスはないか」とか、「どこかにいいネットワーキングはないか」とか、色々探して出かけているが、以外にチャンスを運んでくる「青い鳥」は近くにいたりする。昨日同…

アフリカのバイオエナジー(バイオ燃料)事情

10月に日本に行くまでに終わらせなくてはいけない小さいけど大事なプロジェクトの一つが「エチオピアのバイオエナジー(バイオ燃料)に関する経済的選択調査」。このプロジェクトに興味があるオックスフォードの修士生を見つけたので、現地調査は楽になる…

『「温暖化に異議あり!」異論の受け止め方を考える』を読んで

パリの出張と休暇から帰ってきた。一週間近くインターネットを見ていない状態で、始めてまともに読んだ日本語の記事がこれ: 『「温暖化に異議あり!」異論の受け止め方を考える』 http://wiredvision.jp/blog/ishii/200803/200803210119.html 僕も何度か似…

「規範なしの排出量取引は危険」へのコメント

今春からUK排出量取引関連のプロジェクトをします。その間連のおもしろい記事を読んだ。【正論】米本昌平 規範なしの排出量取引は危険 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/132387 ≪環境省のマスコミ対策≫ 地球温暖化対策の一つとして、温…

「『愛・地球博』の理念の普及の伝道師」として日本行きが決定!

日本から帰ってきてからいまだに体調が良くない。「病は気から」は科学で証明されているので、これから元気になるかも。なぜなら、10年ぶりに日本に長期滞在できる機会をいただいたからです。今朝、一番に日本の共同研究者から: 本日、グレーターナゴヤの…

あなたの家は地球にやさしいですか。

ブリティシュ・ガスから家の電気とガスを買っているが、彼らから「あなたの家は地球にやさしいですか」とチラシで質問された。 質問に答えるには、彼らが用意したオンラインで答えればよい。http://www.britishgas.co.uk/freereport 質問の内容は、家の大き…

「気候変動・温暖化への適応策」の定義付け

昨日はDIFD*1で会議があった。B級ホラー映画で怪物やおばけが「出るんだろう、出るのか、出るのか、出たーー!」って感じの現れるように、定義付けの話題があった。前にも書いたが、定義は常にぐるぐるかわっていくものなので、この手の議論は常に難しいとお…

EUと日本の共同研究に協力したい!

木曜にADAMの会議が終わった。僕が準備していたセッションでは白熱した議論があったが無事にすんだ。僕は少し体の調子をを崩し、オーバーホール中。 以前ここ*1に書いたとおり、日本は最近欧州連合との共同研究を真剣に考えているらしい。その事を何人かに話…

温暖化のシナリオ

欧州連合のADAMプロジェクト2日目。今日の会議の議題一つで温暖化のシナリオがあった。そのちょっとしたメモ。 Fat-tailと言われる100年200年に一度の大災害は、確率の計算ができない。その状況でもcost-benefit analysisの様な確率に頼った分析が役に…

経済モデルの心構えは「急がば回れ」

今日はADAM会議の一日目。僕が属している「気候変動・温暖化への適応策」の研究チームで興味深い話が話題になった。マクロ経済モデルをつくっているチームに質問がでた。 「ところで、誰がターゲットユーザなの?」 「それはこのモデルを信用しない人たちで…

海外旅行中での爪の切り方、削り方

いまからブタペストにhttp://www.adamproject.eu/:ADAMプロジェクトの全体会議出席するため行く。帰ってきたその次の日はDFIDでの会議の為ロンドン、そして来週はパリのIDDRIの会議に行く。先週は日本にいたのだから、もう少しオックスフォードの家に居たい…

「温暖化」がカネになる

「温暖化」がカネになる作者: 北村慶出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2007/09/15メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 41回この商品を含むブログ (17件) を見る 真っ黒い表紙に気になって手に取った。もうすぐイギリスの個人炭素トレード…

「社会を変える仕事をする」の感想

おもしろくて、元気がでて、自分の事と社会の事を考えさせる「社会を変える」を仕事にする――社会起業家という生き方作者: 駒崎弘樹出版社/メーカー: 英治出版発売日: 2007/11/06メディア: 単行本購入: 16人 クリック: 519回この商品を含むブログ (107件) を…

情報の入り込みを「正しく」制限する新聞とテレビのニュース

今回の日本の滞在も今夜が最後。滞在中に既存のメディアっていいかなって、再確認した。オックスフォードでは普段テレビの新聞も見ない生活を送っている。みんなに「そんなんでよく世界の情勢がわかるね」って言われるが、「インターネットで充分だよ」っと…

政府、1000億円超出資へ・温暖化対策の国際基金

「政府、1000億円超出資へ・温暖化対策の国際基金」 http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080303AT3S2901A01032008.html 政府は1日、米英とともに創設する地球温暖化対策のための多国間基金について、3年間で1000億―2000億円を出資する方向で検討に入った…

床屋のサービスと環境への「配慮」

昨日、親父の床屋に行ってきた。実は日本で床屋に行くのは10年ぶりぐらいだった。小さいころから、床屋のおじさんに将来のこととか聞かれるのがうっとうしいと思っていたので、海外にでてからは日本で髪を切らないようにしていた。確か、親父があそこの床…

古屋さんの「世界の金融機関の環境ビジネスの潮流」

今週末、緊急な要件で日本に2週間ほど帰ることになった。ここ一年このようなことが多々あり、海外で生活する辛さをしみじみ感じる。もし、日本に帰らなければ、国際通貨研究所の古屋さんとオックスフォードでお会いする予定でした。ちょうど、Personal Carbo…

EUと日本の共同研究

日本の共同研究者から、EUと日本の共同研究について文部科学省から話がでているよといわれちょっと見てみた。http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu9-1/shiryo/04/07121905/001.htm確かに的を得ていますね。EUの研究の活発化特にFP6やFP7のプ…

「化石賞」とガソリン税と「パラダイムシフト」

年末にバリのCOP13で一つの感心ごとは「化石賞」。くわしい説明は省くが、この賞は気候変動に「貢献」(悪い意味で)した国に与えられる。ここで日本は最終的にカナダと米国と並んで最悪といわれて、めでたく「化石賞」をいただいた。 そして今、日本はガソ…