「社会を変える仕事をする」の感想

おもしろくて、元気がでて、自分の事と社会の事を考えさせる

「社会を変える」を仕事にする――社会起業家という生き方

「社会を変える」を仕事にする――社会起業家という生き方

こんな本を読んだ。

この本は著者の駒崎さんが社会起業家として病児保育事業を始めた話である。彼はニュースウィークで、「世界を変える社会起業家100人」に選ばれるなど注目の人だ。

共感などというとおこがましいが、彼の言葉に「はっ」と目が開いてしまう話が何度もあった。

  • 「イケているもの」に上げてもらっていることのイケていなさが滑稽(p.76)。
  • いつの間にか手段が目的になって、本当に自分は何がしたかったのか見失う(p.140)。
  • 若いときにリーダーシップを取ったことがないひとが、40代で立派なリーダーになれるわけが無い。クリエーティブ性も同じ事。若いときに大事な事は「心の構え」(p.184)。


などなど。

本で流れているテーマは「何が自分がほんとにしたいのか」、そして「何が社会に貢献できるか」。


「社会を変える」


モヤモヤしている時にサーフィンに行き、デカい波をドカーン!と喰らい目が覚めた気がした。

20代の頃は僕も良く

「世界を救う」

など大口を叩いていた。


「自分のしたい事」が「世界の役に立つ」でvice versa。ほんとに両立しているだろうか。どれぐらいほんとに役に立っているだろうか。さーてっと、僕もオックスフォードに帰ってきた。僕も一度体操座りをしてこの事を考えてみてもいいと思う。