小規模のマイクロファイナンスのファンドへの適切なプロダクト・デザ

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このマニラの滞在記は、Living in Peace(http://www.living-in-peace.org/)の活動と、グラミン・ファウンデーションの「Bankers without Borders」プログラム(http://www.grameenfoundation.org/take-action/volunteer)の一環でとして行っている。
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適切な、プロダクトデザインをする事は、DDを適切に行うことと同じかそれ以上に重要な事である。まず、マイクロ・ファイナルのファウンデーションがが小さい場合は特に気を付けるひつようがある。地元のMFIコンサルタントに話を聞いたので、小さいファウンデーションがリスクとあまり取らないで済むような、プロダクト・デザインの方法の例を述べる。

まず、ファウンデーションが小さい場合、失敗する事が許されない。一回の失敗も許されないである。だから、必要ないリスクはとらないことが鉄則である。以前に記述した、グラミン・ファンデーションが行っている保険のような「保証」仕組みを使う、又はMFIに使うこともひとつの方法である。それでも、100%を保証を得ることは出きないだろう。

まず、小さいファンデーションは、小さいMFIや貧困層が多い地方がのローンプロジェクトを普通のファンドの仕組みから行うのは危険度が高いと思われる。つまり、小さいファンドは、まず大きいMFIに融資することが一番安全と思われるその地域のトップ8の大きさのMFIを狙うと良いとアドバイスをうける。それでも、もちろん、上で述べているように、MFIの選択には最善の注意を払いべきある。危険度低いMFIを決定した後に、適切なプロダクト・デザインに入る。

例えば、GFは初めてのパートナーに融資する時は、1年で5万ドルから開始する。その後、そのMFIへの融資の危険度が妥協できるレベルとわかれば、この融資の規模を上げる。Oikocreditもニ度目の融資から、金利を下げたり、ソーシャル・パフォーマンス・マネージメントを奨励して、それを採用することにより、金利を下げたりする。

さらに、リスクを回避する貸方と返却の方法がある。一度に全額貸してしまうのと、借りるのファウンデーションにもリスクが大きし、借りたMFIにも負担が大きい。一度に全額かしてしまって、そのMFIや周辺の状況が変わり、返済能力に変化が出た場合、このファウンデーションは何も対応することが出きない。MFIのローンは返済時にも進んでいる。その為、全額一気に返すことはそのMFIには困難か、ローンの調整を長期間かけて行っていないと不可能である。

その為、貸出も返却も部分的に行う方が双方の為である。例えば、500万円で2年の場合で説明する。この場合、この500万円を4分割する、そして、はじめに4分の1の125万円を貸す。そして、45日後にレポートを提出してもらう。このレポートはモニタリングの始まりである。レポートによって、ローンが適切に使われていたかどうか確認する。ひつようなら、検証をおこなう。3ヶ月後に一旦この貸し出したお金を返却してもらう。その間に、金利だけでも毎月払ってもらっても良いだろう。そして、その時、今後もこのMFIに融資することが問題ないのなら、この時貸しだしの上限を250万円に引き上げる。もし、問題があるなら、そこで、融資を終了するとの連絡を取る。こうして3ヶ月ごとに融資の上限を上げていく、そして、3ヶ月事に125万円を返却してもらう事により、彼らの返却能力を確認し続けることができる。1年後には貸し出しの上限は最高になっている。それから、一年かけて、4分の1ずつ返却してもらう。この方法だと、MFIも必要ないときは、ファンドを借りるひつようがなく、無駄な利子を払うひつようも無い、さらにMFIも急に全額の返却を求められないので、返却を計画的にできる。

大事なことは、MFIは常にファンデーションからお金を借りなくてならないため、彼らへのレポートの報告やメールや電話の返答などを行うインセンティブがはたらく。さもなくば、彼らはメールなどへ返答しなくなる可能性も十分にあるとGFのクリストファー氏は言っていた。しかし、この内容はMFIごとにも、ファウンデーションの方針によっても変わるだろう。OikocreditはRevolvingといわれる定期的な返却を求めるファンドを他の国ではすでに行っているが、フィリピンでは行っていない。今後は行う予定こと事。現在のところ、返却能力の確認の為、彼らは、モニタリングとは別に、融資を開始してから初めの3ヶ月後に現地に出向いて、状況を把握する。これは流石に骨がおれる。これなら、インセンティブがうまく働く、Revolvingのローンをデザインする方が賢いやり方だと思う。