「気候変動・温暖化への適応策」の定義付け
昨日はDIFD*1で会議があった。
B級ホラー映画で怪物やおばけが「出るんだろう、出るのか、出るのか、出たーー!」って感じの現れるように、定義付けの話題があった。前にも書いたが、定義は常にぐるぐるかわっていくものなので、この手の議論は常に難しいとおもっている。
今回の定義付けの議題は「気候変動・温暖化への適応策 (Adaptation to climate change)」。
この定義付けが必要な理由は、いま気候変動・温暖化への適応策への基金を広げることがホットなトピックで、来週この事についての国際会議が行われるからだ。この「気候変動・温暖化への適応策」の定義は政策決定者はお金を出す他の忙しい人たちの為でもあるので、彼らが分かるような簡潔なものにしなくてはいけないらしい。
定義づけが必要な理由は:
- まず、お金を出す人に彼らが何を買っているのか明確にするため。
- それから、本当に必要な人がこの基金を使えるようにするため。
二番目の話が特に重要だろう。どれほど「気候変動・温暖化への適応策」への基金が集まったとしても、この基金を必用としている需要は大きすぎる事になるだろう。そして、この定義が曖昧な場合、一部の賢い「弱者」や「弱者の味方」があれこれ言って、基金を持っていってしまうことになりかねない。本当に必要な「弱者」を特定し、彼らが簡単にこの基金が彼らの為のものだと、言いきれる定義にならなくてならない。
*1:ようは日本のJICAみたいなところ