2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「不確定性のコミニケーション」の失敗を踏まえて、それからブログの今後

確かに、「はっきりとは分からない」と書いた事による「不確定性のコミニケーション」の失敗があったかもしれません。今後機会がありましたら、気をつけたいとおもいます。「不確定」をどう伝えるかが大事である事を踏まえて、昨日の続きを少し冷静に書きま…

「不機嫌な気候が世界を変える」さんへ -- 確実性と可能性の違い

私のブログの事が書かれていました。 温暖化の真偽 また、あるブログでは温暖化の適応の専門家のくせに真偽不明とか語りだすものもいる。また、それに騙されるものも、またいる。・・・温暖化の適応の専門家のくせをして、科学的には分からないとか言い出すb…

ソローの『経済の本質』の批判 -- 経済学の勘違い

何だか下らなそうな環境の本を、経済学の大御所ソローが厳しく批評しているの見つけた。 これを述べるのは一度だけにしようと思うけれど、ジェイコブスやその登場人物たちは、「経済学者」たちが何を考えて何をするのかについて、ものすごく無知をさらけだし…

赤道原則の説明

前回、赤道原則の事を書きました。せっかくですから赤道原則の要約を簡単に書いておきます。いつものブログは思いつきで書いていますが、今回は少し計画を立てて書きましたので、多少読みやすいと思います。 投資プロジェクトと環境問題 投資プロジェクトと…

格差問題ではなく絶対的貧困 -- 「セカンド・チャンス」が必要です!

環境の仕事をしていると無条件に共産的な考えを持っていると思われることがある。しかし、実際はかなり市場経済学的な考えを持っているので、完全自由主義的考えを持っていると思われることもある。本当は、中庸で真ん中です。僕のしていることは、ピュアな…

赤道原則によるマイクロ・ファイナンスの貸付規則の奨励

すこし、マイクロ・ファイナンスの動きが面白くなってきました。前にも、マイクロ・ファイナンスは金利が高すぎて自殺者が出るぐらいだと書きました。これらの問題が投資銀行が作った赤道原則に従うことで、改善されるかもしれません。改善が要求されている…

地球温暖化か寒冷化か?-- 予測の限界

mikeexpo 2008/06/14 04:51 先日は当方ブログhttp://blogs.yahoo.co.jp/mikeexpo2000にコメントいただきありがとうございました。 時に、教えていただけるとうれしいのですが、池田信夫氏がしきりと地球寒冷化を叫んでおりますが、事実はどうなのでしょうか…

温室効果ガスの排出権取引の将来と余剰投機資金:「1,000兆円はどこへ行く」

温室効果ガスの排出権取引の議論が活発になっていますね。以前、日本のセクター・アプローチにこだわりすぎることの批判を少し書きましたが、海外でもこのアプローチを受け入れてくる方々が多くなってきて、うれしい誤算になりそうです。 このEUと日本の制度…

Open発展モデル

友人というにはおこがましいほど憧れている、モハメッドという発展と災害のスペシャリストの知り合いがいる。彼は国連や世界銀行の仕事で発展途上国を飛んで回っている。彼は何年もアフガンの発展策にも関わっているが、最後にアフガンから帰ってきたとき: …

バイオ燃料は食糧危機の犯人か

バイオ燃料が食糧危機の発端の様な事がよく言われますがどうでしょう。結論から先にいうと、「今がチャンス」とお金が余っていた投資家が、食糧危機に絡んで投機的資金が穀物市場に流したのと、マスコミに躍らせれているだけでしょう。バイオ燃料のニュース…

ドン・ファデム 卒業

博士過程は実質3年前に終わっていたが、色々とセンチメンタルな理由で卒業式に出ないことにしていた。オックスフォード大学では、入学式のマティキュレーションは合同で一斉に行うが、卒業式はすごく個人的で、毎月行われており、いつでも出てもよい。実際、…

慌しい一週間

私のブログを楽しみに待っている人がいるとは思っていませんが、もしそんな方がいましたら、更新していなくて申し訳ありません。スウェーデンに出張から帰ってきてからの方が忙しかったです。今週しなくてはいけなかった事が: オックスフォード大学の二人の…

無駄な公共事業の先に「国破れて山河在るのか?」

スウェーデンで何人かの日本人のエネルギー研究者の方と話をさせていただいた。日本の官指導のエネルギー政策に疑問視をされておられる方も何人かいた。その中で、元民主党議員で、2002年に殺害された石井紘基氏の話を聞いた。恥ずかしながら、海外で博士課…