戦略的なCSRと、企業の最大の契約

先週、Espresso Diary氏のブログについて書いたら、さっそく自分のブログについて書いていただいて恐縮です。

せっかくなので、環境関係の仕事をしている自分から見た、ファイナンスを書いてみようを思う。

個人的には、お金儲けの為の投資・ファイナンスにはそれほど興味はない。会社が柔軟に成るための改善の一貫として、会社の価値が株価に正しく反映されたり、株主の権利が守られたりするべきだと思うが、それ自体が目的だとは思っていない。別のいい方をすれば、お金儲けの為だけに、短期的な会社の株価しか考えない株主の為に、会社が存在するとは思っていない。またまた、別のいい方をすれば、マーケットの原理が完璧、ぺき、ぺき、北京原人だとは思っていない。

短期的にしか利益を追求しないことは、「不的確な将来のリスク」を追わない為には正しい方法に見えるかもしれない。しかし、それは「確かな将来のリスク」に突き進んで行くことになる。短期的な利益しか追求しない会社はCSR(企業の社会的責任)、環境対策、社員への投資をしぶり結果的に将来的に大きな危機に直面することになる。

CSRでまず一つ目に思い付くことはブランドイメージ。今の時代「環境対策」、「環境戦略」をしていないことはブランドイメージを損ねたり、告訴の危機を招く。これは特に投資銀行が経験した問題だ。今世紀初めに、シティーバンクなどはNGOから環境を考えない投資倫理に対して、強烈なこうぎを受けた。これにより18%程の利益の損失を迎えることになった。彼らはこの事に瞬時に対応したので、ブランドイメージを大きく損ねることはなかった。

ブランドイメージを守ることは、いわゆる会社に「化粧」をすることなので、まだ短期的に対応できる。

問題なのは、CSRや環境対策が企業の直接の利益に結び付いると気づいていない時だ。ハバード・ビジネススクールのマイケルー・ポーター教授はCSRは「化粧」する為のコストでなく、きちんとした投資であるとしている*1。例えば、トヨタにとって石油の消費と二酸化炭素を含みの排気を排出は大きな問題である。将来的に車を動かす石油がなくなるかもしれない。それから、環境に配慮している事が消費者の好み大きく関わっている。彼らはこの事にきちんと投資をして、ハイブリットカーが今ある。別のいい方をすれば、トヨタCSRを投資の一部として考えていたわけである。またまた、別のいい方をすれば、完璧、ぺき、ぺき、って、もういいか。

とにかく、これは長期的に考えていないと不可能な事である。ある自動車企業が、排気や排出の抑制をCSRのコスト部分だけでしか考えいなかったら、この分野に投資をしていかもしれない。そうしたら、そう簡単にはハイブリットカーか似たような物を作ることはできないだろう。



大手コンサルタントの英国マッケンジーの元ヘッドで現在もマネージング・ダイレクターである、イアン・デイビィス氏は企業がどの様に「短期の利益」と言う罠に捕まらないようにするかの問に、株価とからめていいことを言っている*2。規範的な解答だが僕は好きだ:

  • 企業の価値は、株の価値ではかられてるだろう。しかし、その価値とはもっと正確で、刺激的で、もちろんの事、株の長期的な価値で計られるべきである。この長期的な価値はビジネスの究極な目的である「効率よく社会が必要としている品物とサービスを提供すること」を説明する。
  • この点からして、企業の利益は成功の目安であり報酬である。報酬とは、社会への提供をサクセスさせてことに対してである。
  • つまり、社会貢献とはいちばん大きなビジネスの契約であり、それは結果的に何億ドルも注ぎ込んだ投資家を長期的に守ることになる。


話を、ぐるっと環境博士の目に戻して、一言二言。

株主さん:気候変動は現実問題になっています。ビジネスを取り巻く状況は変わっていきます。長期的に物事をとらえている会社に、腰を据えて長期的に投資してはいかがでしょう。

会社役員さん:気候変動は現実問題になっています。ビジネスを取り巻く状況は変わっていきます。長期的に物事をとらえて、良識な投資家を魅惑してはいかがでしょう。

*1:生命保険 立ち上げ日誌 戦略的CSR

*2:The Biggest Contract The Economist, May 28, 2005