OJARU (Oxford JApanese Researchers’ clUb)

基本的に一日に2回しかメールをチェックしないことにしてるので、仕事の終わりぐらいにいきなり以下の様なメールをもらった。

Dear Dr Takama,

I came across your personal webpage when I was
googling "oxford japanese researcher".

I run a "club" for Japanese researchers in Oxford,
and we will have a monthly meeting this evening.
It's nothing but a casual "nomikai" style gathering
of Japanese researchers, developers, and other
creative people in Oxford. You are welcome to join
us, if you are interested.

By the way, I also do climate change research in
Physics Department, and went to Stockholm twice
last year. What a small world.

オックスフォードの日本人研究者会企画しておられる方がをグーグリングしていて、僕のサイトを偶然見つけたそうで、「どうですか今夜いっぱい」との事でした。

急いで、メールに返事して、パブに向かいました。

オックスフォードに8年住んでいますが、この様は研究者が主体の日本人会があるのは知りませんでした。たしか、日本人学生会は2つか3つあったと思います。

来ている人はハード・コアな日本で言う理系の研究者が多かったです。量子コンピュータから鳥の目の研究。なんだかSFの世界でした。久しぶりに日本語のハード・コアなサイエンスの話が生で聞けて面白かったです。

特にメールをくれた主催者の方は気候変動の物理モデルをやっている方で、モデルに対する考え方に共感が持てて、楽しいときをすごす僕でした。彼のいっていたモデルのコンフィデンスに関する「企業秘密」が早く読んで見たいです。

12ぐらいの気候変動が一般的に認識されている。それに無理やり分布をつけて結果の信頼性をつけている話があるが、あれはめちゃくちゃな話である。かといって、どのモデルが他のモデルより良いか言えないのでは、今後モデルが増えるたびに、気候変動予測のふり幅が広くなっていってしまう可能性がある。今のところ「ふり幅を狭くする」方法で僕を納得させたのを見たことがないので、新しい方法には興味がありますね。



それにしても、Oxford JApanese Researchers' clUbでOJARUはちょっと無理がある気がしますが・・・。でもOJARUって感じの気楽な集まりでした。