自分の仕事について終戦記念日に思う

今日は日本では終戦記念日。イギリスでは終戦記念日では無いので、別に今年も何もなく一日を過ごすことになると思っていたが、思いもかけず、職場で第二次世界大戦の話になった。

彼女は昨晩BBCのプログラムでインドがイギリスから独立するドキュメンタリーを見たそうだ。60年前にその事は起こり、早く事を済ませたい英国は2ヶ月でインドを独立させた。その早すぎる変化についていけないインド人の多くは移民しようとしたり、のたれ死んだりしたそうです。死んだ人の数は数百万人だそうです。

普段にインターナショナルなオフィスも今日は休暇をとっている人が多く、僕以外は珍しく英国人だけでした。彼らは一様に「こんな惨事は知らなかった」「なぜ学校で学ばないんだ」「かわいそうだが、どうしてよいか分からない」・・・

これらのコメントは、日本でも聞く「戦争論議」だと思った。60年前の惨事を忘れはしない。



気候変動を、「気候戦争」などという人がいるが、僕は好きな言い方ではない。誰も飛行機に乗って二酸化炭素を排出するのを、人を殺すためにやっていることで無い。しかし、そのロジックが完全に間違っているともいえない。戦争のように、力があるものが力ずくの行動をとる。結果的に弱いものが被害を受ける。気候変動が深刻になって、世界的に被害が拡大したのち、上記の様な「論議」をしなくてよいよう、今から解決できることを解決していこうと、終戦記念日に思う。