Why,What,When,Who,WhichとHowの違い

今日は電話会議が二件もあった。実際に会うのとはわけが違いが、交通の負担、エネルギーの削減を考えた場合非常に良いことだ。二件中一件は、エイジェント指向と言われるモデルので、エネルギー経済のプロジェクトを立ち上げる計画であった。まだ計画の段階だが、方法論先行の考え方が少々気に入らなかった。

学会の人がプロジェクトを考える時、しばしば、先にどの様な方法、ツール、モデルで問題を解決するか決てから、社会問題を探したりする。方法論の研究をしている方なら良いが、応用研究者がまず「決まった方法」ありき、考えでいることが、学会が現実問題に対応していないと批判される点のひとつだと思う。できれば、「問題点は何か」や、「何故問題なのか」などを見出してから、それにあった研究方法は選択するのが望ましいと思う。

ときどき、英語の疑問文を作るときに、Why,What,When,Who,Whichと違い、Howはwが後ろの置かれている理由は「最後に回しなさい!」との教訓がはいっているのではないからかと思う。何が問題なのか(What)、何故問題なのか(Why)、いつ問題なのか(When)、誰の問題なのか(Whom)を把握してから、どの様な方法(How)を使って現実の社会問題を解決するのが望ましいと思う。