昨夜の嵐でイギリスは大洪水

昨夜は、嵐のような天気だった。朝起きたらいい天気だったので、いつもの様に、スケボーでのほんんとオフィスに出勤した。そしたら、昨日に嵐で大洪水になり、数人の方が無くなったと、同僚のアナさんがいってきた。ヨークシャーのあるダムが決壊するおそれがでてきて、人々が避難しなくてはならない状況に陥っているようである。

テレビを家で見ないので、こんなことになっているとは思いもよらなかった。実は、本当に深刻だと思ったのは、日本領事館からメールを貰ってからだ:

在ロンドン日本総領事館からのお知らせ
2007年6月26日


洪水による被害


25日の豪雨により、イングランドの中部、北東部を中心に、洪水の被害が発生している旨の報道がされております。本26日も洪水に関する警報が発せられている地域がありますので、上記地域にお住まいの方は、今後の天候等に注意され、引き続き警戒してください。また、今日の洪水で何らかの被害に遭われた方は、総領事館までご連絡ください。
なお、今後の天候及び洪水警報に関する最新の情報や洪水への対策、対応等は下記のホームページにて入手できます。

BBC Weather: http://www.bbc.co.uk/weather/ukweather/warnings.shtml
Environment Agency: http://www.environment-agency.gov.uk/

領事館から、どこどこの国が危ないので、行かないようにの様なメールはときどき貰うが、イギリスの天候災害の事でメールを貰ったのは僕の記憶の中では無い。


ちょうど、シュワちゃんこと、カルフォルニア州知事のシュワルツネッガー氏と気候変動の会合をしていたブレア首相は、次のような声明をだした*1

"Our flood defences are holding but this is a difficult situation and it is not the first time over the past few years that we have been subject to quite unusual and extraordinary weather variations."

簡単に訳すと:

我々の洪水への防御体制は持ちこたえているが、難しい状況ではある。とても普通では無い天候の異変を経験するのは、過去数年で今回が初めてという訳では無い。

なんども、このブログで書いているが、改めて言う。そろそろ、日本でもこの問題を口に出すとき「地球温暖化」ではなく、「気候変動」とした方がいい。わかってはいるかもしれないが、気候災害はひどくなっている。「地球温暖化」は未来の話のように聞こえてくる。しかし、気候が上がって住めなくなるまえに、「気候変動」により、昨日のイギリスの洪水のような災害で苦しむことになる可能性の方が高いだろう。



「洪水がこわいよね」といっていた同僚のアナさんは、仕事帰りにそのまま近くの川にカヌーをしにいった・・・。

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*1:Guardian "Flood clean-up gets under way" http://www.guardian.co.uk/uklatest/story/0,,-6737336,00.html