「温暖化に対抗した投資家になった。」のその後

2ヶ月ほど前にでマイクロファイナンスで南国の島の家族に投資した。詳しくは「温暖化に対抗した投資家になった。」。


メールがKiva.orgから来ていた。

The business you have loaned to, Beach Fales, has made a repayment of $100.00. The total amount repaid up to now is $100.00. The payment was collected and deposited by South Pacific Business Development. This repayment will be divided amongst all the lenders who helped to fund this business, depending upon the percentage each lender contributed. Note that you cannot actually withdraw or reloan these funds until after the loan term is complete.

簡単に訳すと、初めての返済金の100ドルがマイクロファイナンスを管理している所に戻ってきたらしい。今回の返済額は全体から言って8%ぐらいだが、彼らのビジネスがうまくいっているようでうれしい。僕への利子はつかないが、彼らのプロジェクトが成功して全額返済される日が楽しみだ。


今回の事で、Kivaを通じてもっと投資をしてみようと思う。特に、カーボンオフセットの変わりにしてみようかとおもう。本来、自分達が使っている二酸化炭素の分だけ、カーボンオフセットを使って還元するのいいのかもしれない。しかし、この制度には、なんとなしにまだしっくりいかないものがある。一番の批判は、カーボンオフセットが、昔の免罪符の様に「お金を払ったから、何をしてもいいよね」と、なってしまうことである。

これは個人の自覚の問題であるが、ほんとに払った分だけ還元されていたらまだいい。しかし、深刻な問題は、実際に払ったお金が気候変動(温暖化)を和らげるために使われているか定かでは無いことだ。今、英国やUNでカーボンオフセットの制度を考えられているらしいので、すぐに良くなるかもしれない。

もし、カーボンオフセットを買うなら、ひとつに基準にした方がいい事が、「自然エネルギーの投資に力をいれている会社」からカーボンオフセットを買うことだ。植林中心のカーボンオフセットは、根本的な解決にならない。地下に埋まっている炭素を掘り起こすのを妨げず、木で炭素を吸収するという考えは根本的な解決にならない。それに、木は燃やさなくても、腐れば二酸化炭素をは空気中に排出される。

今のところ、気候変動の「適応策」(Adaptation)をマイクロファイナンスでサポートするつもりでいるが、「緩和策」(Mitigation)も何らかでサポートしなくてはいけないな。

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