カー・シェアリング

オフィスの会議をしたTalk house

今日はオフィスからでて、オックスフォードの郊外で、これからの自分達の研究活動について全体会議をした。インターネットも電話もない世界は、とことん突き詰めて話し合うのに必要である。僕の働いているストックホルム環境研究所・オックスフォードオフィスは、一番若く、一番小さいが、活動エリアは世界中なので、今まで全員がそろって全体会議をしたことはない。今日も全員がそろったわけではないが、14人も揃ったのにはみんな驚いた。


カー・シェアリング

とりあえず、環境研究所なので、目的地までは車を相乗りして行った。実生活でも僕は同僚とカー・シェアリングをしている。日本ではあまりまだ普及していないようであるが、カー・シェアリングとは車の共同保有である。もともと、ヨーロッパで始まって、ここでもかなり普及している。日本に見たドキュメンタリーで、カー・シェアリングが流行った理由で「ヨーロッパでは車の所有がステイタス・シンボルでは無くなった」といっていたが、正しくは少し違う。車は未だにステイタス・シンボルである。日本ほどでないが、若者が無理をして高級車を買う話も聞く。

カー・シェアリングが受け入れらている理由は「車を所有していないことが、高級車を所有しているのと同じぐらいステイタス・シンボルになっている」からである。微妙な違いであるが、論理的にすると

  • 「NOT(車の所有 = ステイタス・シンボル)」と
  • 「NOT(車の所有)= ステイタス・シンボル」

の違いである。

とにかく、車を所有していないことを自慢できるし、車を未だに所有したことがないこのにも一目置かれる。「車の所有がステイタス・シンボル」という概念を捨ててしまえいい事がたくさんある。自転車によくのったりして健康的だし、お金もセーブできる。確かBBCが、車を持っていないことで、タクシーやレンタカーを使ったとしても、が年間50万ほど貯金できると言っていた。


自分では気づいていないが、ヨーロッパではカー・シェアリングは一石二鳥も三鳥もあったりする。

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