美しい国、日本 -> MOTTAINAI

今、オックスフォードは芸術週間で、いろいろな個人の家で、アマチュアの展覧会が開かれている。最近、自分も芸術を何かやってみたいと思っている。音楽はウクレレにどっぷり浸っている。しかし、何か、視覚的に爆発させる芸術をやってみたい。昨日、行ってきた展覧会の家で陶芸をみて、あれをしてみてもいいかなとおもう。どうせやるなら、日本的な美で遊んでみたい。



芸術でだが、学校の国語の教科書に出ていた「日本の美」の話を未だに覚えている。話の内容は、日本と西洋の「美」の違いである。

西洋では物が壊れたら、壊れる前の状態になおそうと努力する。すなわち、壊れる前の美を100%、壊れた後を80%とするなら、壊れる前の美を目指すため、直した美は100%かそれ以下となる。(例100%ー>80%ー>90%)

これに比べて、日本では物が壊れたら、壊れる前の状態以上の美しさになるように努力する。例えば、障子が破れたら、障子を貼り直すのでなく、楓の葉を張ってなおす。これにより、壊れる前の美を100%、壊れた後を80%とするなら、直した後は、100%以上の美しさになる。(例100%ー>80%ー>110%)

楓を張った障子が美しいかどうかは、主観的な部分が入るが、これは「もったいない」といったコンセプトがある日本的な取組であるのはたしかだ。

最近は「もったいない」も、ノーベル平和賞を受賞した環境活動家のワンガリ・マータイ女史によって「MOTTAINAI」と、国際語になろうとしている。しかし、まだまだ浸透している訳ではないと思う。うちの研究所で3人ぐらいに聞いたが、誰も知らなかった。「MOTTAINAI」を浸透させる事で、環境問題の改善と、日本の美を追求する。悪くないんじゃないかな。こんなテーマでちょっと、何か芸術を初めてみたい。


美しい国、日本」て事が色々話題になっているみたいだが、とりあえずそれは「MOTTAINAI」ということでくくって見ました。ちゃんちゃん。

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