ごみの収集とリサイクル率の関係

先日、イギリスのリサイクルの話を書きましたが、続きの話がでてきました。前回、イギリスのリサイクルはまだまだなっていないが、行動学的な事を考慮にいれて仕訳せさせているのがおもしろいと書いた。前回は書きませんでしたが、数ヵ月前にごみの分別が始まったときと同時に、捨てるごみとリサイクルの収集が1週間おきの交互になりました。

その時は、めんどくさい事になったなと思ったが、ごみの集める回数が減ったのはただ単にごみの収集コストを削減するためだけではなかった。

http://www.letsrecycle.com/info/localauth/news.jsp?story=6758

確かに、かなりのコストカットになるらしい。ただし収集回数を減らしたからではなく*1、埋め立てるごみの費用の削減からである。22百万ポンド(大体5億円)のコストカットだそうだ。

捨てるごみとリサイクルの収集を1週間おきの交互にする事により、「来週はごみを集めにこないから、リサイクルにするか」と言った具合に物事を考えるようになり、リサイクルの量が増えたようです。確かに、自分もその様に考えるし、下の階に住んでいるイギリス人の家族も初めて真剣にリサイクルを考えたようです。

全体平均で考えたら、リサイクル率は23%から30%ぐらい上がったそうです。それ以上にリサイクル率の上がった上位10地区を見ると、8地区ははこの交互の収集に切替えた所だそうです。交互の収集の本当の意味を知らないままに、のせられてリサイクル率が上がった事は自分ながらにおもしろい。

しかし、同時に別の問題の可能性も出てきているようです。1週間おきにしかごみを取りにこないので、バクテリアが空気中に多くさまようようになったとか。気管支系に問題がでてくるとか。家ではごみは外で貯めているのでいいですが、職場ではごみをオフィスの中で貯めている。確かに臭くなった気が・・・ そういえば今年は、オフィスでしつこい風邪が流行っている。自分もほぼ2ヶ月風邪を引きっぱなしだ。ごみが理由ならしゃれにならない。

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*1:実際、捨てるごみとリサイクルの収集を毎週同時にしていたのを、交互に集めているので収集回数は減っていない。