環境保全及び開発の資金調達のパラダイム・シフト

いつも楽しみに読んでいる、ネット生命保険 立ち上げ日誌で「社会的起業家を応援する」話が出ていた。自分も日本ではあまり、NPOの資金の調達が難しいと聞いていたので、変わってきてるなと思った。そのうちOxfamの様な巨大な日本のNPOができるのでだろうか。イギリスでは、Oxfamは国の公的資金と堂々張り合っている。現在、日本が国として世界で一番環境保全の為のお金を払っていることを誇らしく思うが、そんな世界ではやはり日本でNPOが大きな力を持つのはまだ時間がかかるかなともおもう。

昨日の日記にも書いたが、前々から公的資金による環境及び開発資金の調達では限界があると思っていました。結局、公的資金といっても元は税金などをとうして市民がお金を払っていることになる。巨大な政府機関や国際機関を否定する訳ではないが、お金を払っている市民からいろいろな所を通ってから、サポートが必要な人達にお金が届くまでに、多くのトランズアクション・コストが払われているはずである。効率の事を考えても、公的資金を通さない援助にもっと力をいれてもよいと思う。

特に、今は資金調達のパラダイム・シフトが必要なだけではなく、可能な世界になってきている。もっと効率よく、透明な資金の提供が実際に行われている。このブログなど例にしても、インターネットは個と個を直接繋げることが事ができる。そんな環境では、前にも紹介したネットのマイクロファイナンスなどで、投資している側と支援を受ける側を直接繋げることができる。貨す側と借りる側がはっきりすると、誰がどれだけ支援が必要なのかもっとはっきりする。いろいな意味で透明性が増す。

このマイクロファイナンスはただの一例にすぎない。いろいろな社会的起業家やNPOが、いろいろなアイデアで世界を救ってくれるだろう。僕もその一員になりたいものだ。

ハバードのビジネススクールほどではないだろうけど、オックスフォード大・ビジネススクールののスコールセンターも社会的起業家を研究・応援している。その彼らと今週、初会合を開くことができる。前からボスにこの会合を掛け合っていたので非常に楽しみである。


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