CO2排出量ゼロの町へ オックスフォードの挑戦??

CO2排出量ゼロの町へ NYウッドストックの挑戦
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200704150002.html

ニューヨークのウッドストックが、CO2排出量ゼロの町のなろうとしているそうです。この様な話は良く聞く事だが、とりわけ親近感が沸いたのは街の特徴を読んだときだ。

ウッドストックにはこれらの大都市にない利点として、工業施設をほとんど持たず、住民たちの意識も比較的高いなどの特徴がある。

それならわが街オックスフォードもどうだろう。街と書いたが、実はオックスフォードは村レベルの大きさしかない。オックスフォードに来たことが無い人たちに時々「ロンドンの生活はどう?」などときかれます。そんな彼らに「オックスフォードはロンドンではなく田舎町みたいな所だよ。」というと驚きます*1

もともと、ヨーロッパはアメリカよりは温暖化問題の意識が高いところです。オックスフォードは大学町であることもあり、さらに問題意識は高いと思います。実際、パーク・アンド・ライドといって、オックスフォードに入る前に車を駐車して、公共バスにに乗り換えて街に来ることは結構前から進めています。大学は、2003年から電気を100%再生可能なエネルギーに転換しています。それから、リネカー・カレッジはエネルギー効率を最大に考えた寮を作り、表彰を受けています。これらの事を考えると、オックスフォードもCO2排出量ゼロ宣言のの町に向かっていってもいいのでは無いだろうかと思います。ビールに入っている二酸化炭素の泡*2を考えなければ、実際可能だろうとおもうし・・・。

6年前、自分の聖キャサリン・カレッジで学生環境委員していた時、カレッジで再生可能なエネルギーに転換運動をしていて、カレッジの大蔵省にみたいな人と掛け合ったことがあった。その時、彼は「そんな事は高すぎる!」といって約束はしてくれなかった。だけど、最近できた寮はエネルギー効率が良く考えられているし、ウソかほんとか、太陽電池を屋根につけると言った話も聞く。少しずつでも、この街で変化を見れるのはうれしい。

*1:一度、オックスフォードがアメリカにあると思い込んでいた人に会いましたが、これはちょっと問題外ですので、今回は無視します。

*2:オックスフォードの全てのカレッジにパブがあり、多くの学生と教授が毎日飲んでいます。