世界ブランド100選と地球環境大賞

17回目の「地球環境大賞」が決まったそうです。TDKが大賞をもらったそうです。

 産業の発展と地球環境との共生を目指し、環境保全活動に熱心な企業、団体を表彰する第17回「地球環境大賞」(フジサンケイグループ主催)の授賞式が22日午後、秋篠宮ご夫妻をお迎えして、東京・元赤坂の明治記念館で行われ、大賞に輝いた大手電子部品メーカーのTDKをはじめ、合計12の企業や高校に栄えある各賞が授与された。
 式典では、受賞者を代表してTDKの沢部肇会長が「大賞を受賞し、強い責任を感じている。今後も地球への感謝といたわりを念頭に置き、社会のお役に立てるよう力を尽くしていきたい」とあいさつ、技術開発を軸にした環境経営の推進に決意を示した。
 また、フジサンケイグループ日枝久代表は「(地球環境問題の解決に)企業が果たす役割はますます重要になっている」と受賞者を激励した上で、「環境と経済の調和がもたらす、豊かで活力にあふれた国づくりに向け、これまで以上に邁進(まいしん)していく」と語った。
 授賞式、レセプションには企業関係者のほか、官界、学界などから約550人が出席。会場のあちこちで7月に開催される北海道洞爺湖サミットが話題にのぼり、日本の指導力に期待する声が相次いだ。

電子・電気機器の製造は、原材料メーカ、電子部品メーカ、電気機器メーカという経路をたどります。電子部品メーカとして、有害物質を市場に出して拡散するのを防ぐためには、使用する原材料から有害物質を排除する必要があります。このような環境配慮型の電子部品を創出するために、購入部材および製品に含まれる有害物質の精密分析に取り組んでいます。
電子部品の構成部材別に分析可能で、かつ環境負荷の少ない分析技術として「LA-ICP-MS(レーザーアブレーション−誘導結合プラズマ質量分析装置)」による有害物質の分析技術を開発しました。従来は酸等の試薬を用いて試料を溶解する必要がありましたが、この分析技術により試料を溶解することなく低消費電力、短時間での有害物質分析が可能になりました。 従来法と比較して90%以上の試薬使用量の削減、約60%のCO2排出量の削減を実現しました。有害物汚染の可能性のあるはんだを用いる工程については、はんだメーカと共同で蛍光X線分析装置を用いた簡易分析法を開発し、鉛の含有率管理を行っています。この方法ではCO2排出量を80%削減しました。また電子部品業界に先駆けて有害物質の分析についての「ISO17025試験所認定」を取得し、国際的に通用する分析値の保証体制を確立しました。


難しそうな技術で環境に配慮、かっこいいですね。日本の環境技術は大いに期待が持てます。


そう言えば、ファイナンシャルタイムズ(FT)で世界ブランド100選みたいな企画を毎年行っていますが、その2008年度版二三日前に発表されていましたね。

Take a look at Brandz Top 100 Most Powerful Brands


RANK
1 Google
2 GE (General Electric)
3 Microsoft
4 Coca-Cola
5 China Mobile
6 IBM
7 Apple
8 McDonald’s
9 Nokia
10 Marlboro


ざっと読んだ感じでは、環境対策の事などはあまり影響していなさそうでした。例えば、「ソフトドリンク・メーカーが無駄に水を取っている事が議論されている」の様なことが書いてありましたが、コカコーラは相変わらずブランド・ランクが高いですね。

CSRとか環境対策などがブランド・イメージに与える影響はまだまだメイン・ストリームにはなっていないのでしょうか。