「売れる商品を作る」か「消費者によい商品を作る」かの理念

たまの読んでいるサステナ・ラボでマーガリンとバターの話しがあった。

  • どのマーガリン、それともバター?

http://suslab.seesaa.net/article/93260731.html



 マガーリンなど植物性脂肪を使った製品に含まれることが多いトランス脂肪酸は、循環器系の健康に悪影響を与えることが知られています。WHOは既に2003年3月に、一日の摂取量を摂取エネルギーの1%未満に抑えるように勧告していますし、ニューヨーク市では外食のすべてのメニューにおいて、一食あたりのトランス脂肪酸の量を0.5g未満に抑えるよう、2008年7月から義務づけています。これは外食産業にとっては、事実上のトランス脂肪酸の使用禁止です。

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 マーガリン等に多く含まれるトランス脂肪酸は心疾患の原因となることが指摘され、NY市が外食店での実質使用禁止に踏み切るなど、欧米では規制が進んでいる。だが食品・外食業界のコスト増となるため、生活者よりも企業の立場で政策決定する日本では規制ゼロ。主要メーカーに取材すると、ワースト製品は「雪印Sマーガリン」でパン2枚に塗るだけで摂取し過ぎだ。生協製品も軒並み高かったが、ワースト企業は、学校給食用にも卸しているマリンフードで、情報公開すら拒んだ。

■「最悪商品は雪印製、最悪企業はマリンフード 心疾患招くトランス脂肪酸の含有率」(My News Japan、2008年4月8日)


このトランス脂肪酸の問題、結構知らない人もいるのではないだろうか。マーガリンは低カロリーだから健康によいと思っていいる人も多いと思う。

根底にある問題は、「売れる商品を作る」か「消費者によい商品を作る」かの理念だ思う。


マイナスイオンが健康によいかどうかは定かではないが、とりあえず「売れる商品」だから「マイナスイオン・箸」とか「マイナスイオン・トイレットペーパ」*1作っておくのはまだかわいい。似たように例が低脂肪牛乳関連。


しかし、「売れる商品」だからって「消費者の健康を害す商品」を作るのだったらせめて情報公開してほしい。例えばタバコのように。


関係ないが、そう言えば「洗剤を使わない洗濯機」って「売れる商品」で「環境と消費者によい商品」だったと思ったけど、最近全然聞きません。どうなったのだろう。

ちなみには家は「イオンを出す玉玉」を使って、洗濯洗剤を使っていません。

*1:ほんとにあるかどうかはしりませんが