イギリスのリサイクル

多くの日本の方はヨーロッパは資源の再利用、そう、リサイクルが進んでいると思われているだろう。でも、それはドイツなどのある国の話である。イギリスはリサイクルに関しては進んでる国だとはいいがたい。リサイクルだけでなく、ごみに分別といった概念が乏しく未だに、生ごみや乾電池といったものも一緒に不燃ごみとして捨てる(不燃ごみといった概念もないであろう)。

話をリサイクルに戻すと、リサイクルの分別が始まったのは(最低オクスフォードでは)数ヵ月前のことである。分別と言っても、日本やドイツの様に数十にも及ぶ分別があるわけではなく、緑と青の箱に別ける二者択一の分別である。最初はこんな分別でごみ処理者の役の立つのかと思ったかが、この二者択一の分別にはある意味がありそうである。

緑と青の箱の分別内容は以下のとおりである。
http://www.oxford.gov.uk/environment/Recyclingcontainers.cfm

  • 緑の箱

ガラスビン(glass bottles, glass jars)
新聞紙(newspapers)
雑誌(magazines)
コピー用紙(white office paper)

  • 青い箱

プラスチック
ペットボトル(plastic drinks bottles, plastic milk bottles)
シャンプーや洗剤のの容器(plastic shampoo bottles, plastic cleaning products bottles)
プラスチックのキャップ(plastic bottle tops)


アルミ缶(aluminium drinks cans)
アルミホイル(aluminium foil)
鉄缶(metal food tins)

段ボール
段ボール(any kind of clean cardboard)
葉書(any kind of greetings cards)
段ボールの札(any cardboard labels)
トイレットペーパーの芯(toilet roll inner tubes)

低質紙
ごみの手紙(junk mail)
広告(brochures)
包装紙(wrapping paper)
アートペーパー(art paper (pencil or pen))
色のついたコピー用紙(coloured office paper)
電話帳(directories (inc Yellow Pages))
封筒(any envelopes (inc windows))
カタログ(catalogues)

それぞれの箱の中では仕訳する必要はない。その為、最終的には誰かが完全な仕訳をする必要がある。緑の箱と青い箱で大まかな仕訳をしているかをいうとそうではなく、逆に細かい部分の仕訳を家庭にさせているのであろう。これは紙にいたっての話であるが、家庭に広告と新聞紙などのめんどくさい、わかりにくい仕訳を緑と青の箱でさせて、ごみ処理者にはわかりやすい仕訳をさせているのであろう。これは全ての紙製品を緑の箱などにする様な、大まかな仕訳より効率がよさそうである。まだまだイギリスはごみ後進国であるが、初めの一歩としては面白い考えだと思う(自分の推論で、間違っているかもしれませんが)。